神戸 須磨区にある泌尿器科で、性病・ED(勃起障害)・夜尿症(おねしょ)を専門としております。

健康について

緊急を要する病気

◆急性陰嚢症
陰嚢が、突然に痛みを伴って、腫れる場合をいいます。中には、精巣回転症のように、数時間以内の手術を要する場合もあり、早急な専門医の診断が必要です。


◆無尿・尿閉
急に尿が出なくなる場合を言います。尿が膀胱まで来ている状態を尿閉。尿が腎臓でつくられていないか、膀胱の手前で詰まっている場合を無尿といいます。専門医の診断と処置が必要です。


◆尿道結石嵌頓(カントン)
腎臓結石は通常、尿管、膀胱まで自然に下降した場合は、尿道から自然に排石します。まれに、男性の尿道に詰まって、排尿の際、痛みとともに排尿できなくなる場合があります。
早急に泌尿器科的処置を受ける必要があります。


◆嵌頓(カントン)包茎
包茎の皮を無理にむいたときなどに、元に戻らなくなった状態を言います。時間が経つと皮のしまった部分の先の方がさらに腫れて、いっそう元に戻りにくくなります。
早急に泌尿器科で修復の処置を受ける必要があります。


◆陰茎折症
性行為の際や子供に乗られたりした際など、勃起状態で陰茎に不自然な力が加わった場合、陰茎海綿体が損傷して陰茎が折れたように曲がり、痛みを伴って腫れてくる場合があります。
手術による修復が必要ですので泌尿器科を早急に受診する必要があります。


◆持続勃起症
陰茎が勃起したまま長時間もとに戻らなくなる状態を言います。時に不快感や痛みを伴う場合があります。原因にもよりますが、状況によっては緊急に処置を受ける必要があります。
早急に、泌尿器科を受診する必要があります。

 

膀胱タンポナーデ

◆膀胱タンポナーデ
膀胱の中に大量の凝血塊がたまり、尿が出せなくなった状態です。
尿は自動的に腎臓から送られてきますので、ますます膀胱が張って患者さんの苦痛は時間とともに増してゆきます。
膀胱壁からの出血ですと、膀胱の壁が張ることでますます出血がひどくなるといった悪循環に陥ることもあります。

膀胱癌や放射線治療後といった既往歴の明らかな場合は継続して通院しておられることが多く、突発的に発症したとしてもかかりつけの病院で処置を受けられることが多いように思います。われわれ開業医が経験するタンポナーデで、主なものは介護施設などで管理されている高齢の方が突然発症して、施設からコンサルトを受ける場合です。最近では虚血性の疾患もしくはその予防のため血液の凝固を阻止する薬剤を内服している場合も少なくなく、安易に止血剤を投与できないばかりでなく、こういった薬剤の中止すらできない場合もあります。

通常初診で、病歴もよくわからない場合が多く、尿道バルーンカテーテルを留置されているかたも少なくありません。まずは超音波で、上部尿路、膀胱内の観察が参考になります。たまっている尿や凝血塊の量、あるいは原因などを推測することができます。まず凝血塊を除去することで苦痛をとり、入院していない方がほとんどですので、少なくとも24時間は安定するような状態にまでは持ってゆく必要があります。
3wayバルーンカテーテルでの持続膀洗や、膀胱の先端を刺激しない腎盂バルーンカテーテルなどの器材は健康保険下では使えないケースも少なくありません。
膀胱内凝血除去術の手技すら認められないケースもあります。患者さんの置かれている状況や、コスト面、基礎疾患などで治療手段が制限されることがほとんどです。まずは太めのカテーテルで、場合によっては硬性の内視鏡で洗浄しますが、洗浄の刺激によって出血を誘発する場合もありますので注意が必要です。
洗浄の際の内視鏡で膀胱内の様子が分かる場合もありますが、多くの場合観察できるのは一部の膀胱粘膜のみです。凝血塊も中途半端に残せばそれがカテーテルを詰まらせ、膀胱が拡張し、再び出血を招くことにもなりかねません。
凝血塊を完全に除去し終われば通常洗浄液の色は血の色を呈しなくなりますが、軽度の出血が持続していたとしても膀胱壁を収縮させることで自然止血が期待できます。
それでもなお動脈性の出血が持続するような場合は、緊急で原因を見つけ止血処置が必要な場合があります。こういった場合は緊急処置の可能な泌尿器科病院への転送が妥当と思います。